萱農場の育種プログラム

萱農場ではしっかりとした遺伝的評価に基ずく改良を進めるとともに、大規模の種豚場では不可能なかゆい所に手が届くような細やかなアフターケアを行っています。

海外からの優良遺伝子の導入

萱農場では海外から定期的に優良遺伝子の導入を行っています。これは、実質的にさらに大きな集団を持つことを意味し、国内の大規模種豚場との規模の差を取り払ってくれます。そして、これらの導入豚の中から、日本の食文化・市場に適したものを導入し改良を進めています。

BLUP法の利用

BLUP法(アニマルモデル)を利用することにより、先祖や両親などその個体に関わるすべての血縁関係にあるものの成績を考慮に入れて、種豚の遺伝的評価を行うことができますので、従来の選抜方法に比べて非常に正確性の高いものになります。
その上で、各形質間の遺伝的な関係を踏まえつつ、しっかりと改良目標を見据えて改良を進めています。

応用力のある効果的なアフターケア

萱農場では個体の遺伝的能力の把握、および大規模農場では不可能な 『 個体ごとの観察 』 ができますので、顧客の要望にピンポイントでお答えすることができます。特に雌系の種豚として重要な母親の性格、母性、体質(痩せやすい、痩せにくい)、餌食いの良さなど、日常現場で最も知りたい部分を把握できています。今後はさらに顧客との意思疎通を密にして、このアフターケアに重点を置いていきたいと考えております。それが、コマーシャル農場の利益を最大に引き出す近道だと私達は信じております。